教員一覧(2026年度)
保育学科
仁科 伍浩
- 講師

プロフィール (自己紹介)
小学校教諭を経て、現在まで「保育者を育て、保育現場に送り出す」保育者養成という仕事に携わっています。
また、子どもの色や形に対する好みや印象の研究の出発点とし、現在では保育者を育成するための実践方法や実習における支援の在り方についても研究しています。
主な担当科目
- 教育原理
- 教職論
- 教育方法論
ゼミナール研究テーマ
子どもの感性を科学する
子どもの様々な対象(モノや人、環境など)への好みや印象(イメージ)といった感性に焦点を当てて、その傾向や特徴などを科学的に研究していきます。
学生へのメッセージ
保育では、結果よりもそこにたどり着くまでの過程(プロセス)を大切にします。例えば、「何を作ったのか」ではなく「どうやって作ったのか」のように。
失敗したり、試行錯誤したりすることは、回り道ではなく、子どもにとってはとても大切な学びの瞬間です。そうした部分に子どもの魅力、保育の面白さが詰まっているのではないかと思います。
この2年間、ぜひ皆さん自身が「何を学んだのか」だけではなく、「どうやって学んだのか」にもこだわってみてください。
保有学位および主な教育研究実績(抜粋)
| 保有学位 | 修士(教育学)上越教育大学 | |||
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研究分野 | 感性認知科学、保育者養成、初年次教育 | ||
| 著書、学術論文等 | 年月日 | 発行所、発表雑誌、発表学会等 | 概要 | |
| グラフィックレコーディング手法を用いた保育記録の実用可能性の検証 | 2026年3月 | 帝京大学教育学部紀要 | 保育の「見える化」を目的とし、グラフィックレコーディング手法を取り入れた保育記録の実用性について検討した。分かりやすさや伝わりやすさといった点から有効性が示唆された一方で、絵の上手い下手に左右されないような保育版グラフィックレコーディングのスタンダード(指標)の作成や保育活動の中から視点を定めて一つの場面を切り取る力を育成することなどが今後の課題となった。 | |
| 新しい時代に求められる保育者の専門性―Well-beingを目指す子ども主体の保育―(共著) | 2025年1月 | 創成社 | 初めて保育を学ぶ学生に向けて、保育の面白さや奥深さを詰め込んだ1冊の中で、序章「養護と教育が一体になった保育」、「保育の様々な形」、第5章「コラム 子どものかすかな心もちに触れる」、第9章「5領域が相互に関連した保育」を執筆。 | |
| 保育実習事後指導におけるリフレクションを促す振り返りモデルの検証-エピソードの語りを用いて-(共著) | 2024年3月 | 帝京大学教育学部紀要 | コルトハーヘンのALACTモデルにおける8つの窓を用いてとエピソードによる語りと併用した保育実習の事後指導におけるリフレクションについて検証を行った。実習生が過去の実習場面に立ち返り、その時間に身を置き直すことによって新たな様相に気づく姿をみることができた。また、このリフレクションのスキルを学生が養成段階から身につけていくことで、保育現場で直面する可能性のあるリアリティショックを減らすことも可能となることが推察された | |
| 大学初年次学生が抱える不安感と困難さの実態-保育者養成校の学生に寄り添った支援の方策の検討-(共著) | 2023年3月 | 帝京大学教育学部紀要 | 大学1年生が感じる困難さや不安感を明らかにし、初年次教育と保育者養成課程における課題について検討した。学生の不安感は初年次教育に対するものと、保育者養成における不安に分かれていること、相談相手の有無や入学前の子どもとの関わりの有無、保育者になるためにかける労力によって不安内容に差があることが明らかとなった。 | |
| 保育内容の変遷と幼児期の経験との関連性-領域「環境」に焦点をあてて-(共著) | 2022年3月 | 鹿児島純心女子大学 人間教育学部紀要 |
学びの重要性を評価する評価指標について示唆を得るため、保育内容と幼児期の経験との関連性を確認した。1998年通知の幼稚園教育要領下の幼稚園または、1999年通知の保育所保育指針下の保育所で幼児期を過ごした学生において、幼稚園と保育所で遊びや経験の記憶内容には差が無く、幼児期において大切であると考える事項についても同一であることが示された。 | |
| チームビルディング手法を用いた保育内容「人間関係」における授業実践(共著) | 2022年3月 | 豊岡短期大学紀要 | チームビルディング手法を用いた協同型授業についての実践成果と課題を報告した。学生は、幼児期の経験・体験だけではなく、養成校での授業や実習等の中で現行の保育内容について新たな知識を獲得したり、より実践的な理解を深めたりすることが求められること、また教員にはこうした理論や知識と実践との結びつきが生まれるような授業を展開していくことが責務であることが示された。 | |
| 嗜好の定量化による幼児の合成図形嗜好に及ぼす色と形の影響の検証(共著) | 2017年3月 | 日本感性工学会論文誌 | 幼児の色、形、合成図形への嗜好程度を定量化することにより、色と形が合成図形嗜好に及ぼす影響を検証した。結果として、合成図形嗜好では色への嗜好が形への嗜好よりも優位に働き、色への嗜好が合成図形の嗜好を決定付けていることが明確となり、その要因として形への好みが色のそれよりも未分化の状態にあることが示唆された。 | |
| 実習を介した学びの連続性に係る支援と課題 | 2016年3月 | 目白大学教育研究所所報 | 学生が立案・実施した責任実習の指導計画と実践後の振り返りの内容をもとに、実習における連続性のある学びと、保育者養成校に求められる支援の在り方について考察した。また、実習を通して自らを見つめ直す中で、保育者効力感を高めることの重要性について言及した。 | |
| 初年次の人間関係構築を目的とした構成的グループ・エンカウンター(SGE)の実践 | 2006年12月 | 関係性の教育学 | 初年次の人間関係構築を目的として行ったSGEの効果と課題について検討した。その結果、学生の感想は、①自己に関する事項②他者に関する事項③SGEの感想④教育との結びつきの4つに大別することができた。また、自己理解や他者理解、自己発見に一定の効果が見られたことから、初年次教育におけるSGEの実践には一定の有効性が確認された一方で、中規模以上の人数で実施する際の環境設定への配慮が課題となった。 | |
| 児童期における色の持つ意味の共有化過程について~色・単語マッチング法を応用しての検討~(共著) | 2006年9月 | 帝京大学教育学科研究紀要 | 色の持つ概念的意味や感性的意味の共有化の過程を明らかにするため、児童を対象に、「色・単語マッチング法」を応用した調査を行い、成人データとの比較を行った。その結果、児童前期に概念的意味の共有化が確立し、児童中期以降に感性的意味の共有化が確立することが示された。また、概念的意味・感性的意味両者とも、女子の方が男子よりも早い時期に確立することが分かった。 | |
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学会および 社会での活動 |
日本感性工学会、日本協同教育学会 | |||

