湘北SDGs
【授業紹介】「SNSとダイバーシティ」ひとりひとりが意識するアクション(2023年9月~2024年1月)
リベラルアーツ科目「SNSとダイバーシティ」(総合ビジネス・情報学科/生活プロデュース学科 1年/2年 選択科目)では、ジェンダーや福祉、生産活動や消費行動など、ゲストトークを交えた授業を行っています。
「女性活躍の実態」では、専業主婦を経て起業した(株)ossekay代表取締役Kayさんに、"アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)は、他人に対してだけではなく、性別を理由に自分自身にも限界を設けてしまうこと"とお話いただき、
「LGBTQ+にまつわる課題と取組」では、出生時の性別に違和感を抱いた方が適合手術を受けるドキュメンタリー映画「女になる」を視聴後、出演者である中川未悠さんにトランスジェンダーとしての人生を語っていただいきました。
学生からは、
- ・ 女性は結婚か仕事か選ばなければならない時代があったと聞き驚いた。今は選択肢があるが、"女の子なんだから"と言われることが日常になっていることを変えたい。
- ・自分が知らないだけで、ジェンダーに悩む人はたくさんいると知った。日常の言動が自然と配慮できるよう学び続けたい。
という意見が寄せられました。
また、「障がい者活躍推進の事例」では、障がい当事者向けビジネススクールD-Biz collage代表取締役 渡邊佑さんに"働ければいい、という障がい者雇用の状況を変えていく"というお話をいただき、
(株)MILK BOTTLESHAKERS 代表取締役 喜多泰之さんに「つくる責任 つかう責任」として、 "大量のエコバックは無駄であり、単なるエゴのバッグだ"とSDGsアクションの矛盾について伺いました。
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学生からは、
- ・障がい者雇用の社員を「戦力外」のように扱うことは違うと感じた。
- ・就職活動の段階から企業のSDGsの取り組みについて調べた方がいいと気付いた。そもそも湘北の活動を意識して知ろうと思った。
というコメントが多々ありました。
ゲストの皆様のおかげで、単に知識を得るだけではなく、現状を知り、自分たちの身近にも課題があること、ひとりひとりにできることは何かを考える機会になっていました。
(リベラルアーツセンター 非常勤講師 二宮朋子)