湘北SDGs
【授業紹介】湘北スタートアップセミナーでSDGs!(2025年2月、3月)
リベラルアーツセンターでは、3学科の入学予定者を対象とした湘北スタートアップセミナー(略称SSS)を開講しました。この授業は、湘北の大学生活にスムーズに入れることを目的とした初年次教育科目で、3日間の対面授業とeラーニングの事後課題に取り組むことで、入学後に1単位が付与される正規の授業です。2月、3月にAからDまで4日程を開講、新入生の8割以上が参加しました。
3日間のプログラムには、なりたい自分が見えてくる「大学からはじめるじぶん編集」、2年間をよりよく過ごすコツがわかる「大学生活を充実させるために」、学内のPC教室でメールやeラーニングなどのICTに慣れておく「大学の授業で使うICT」、新聞ワークショップやカードゲームでSDGsを自分ごとにする「SDGsを通して世界を知る」、図書館の使い方を楽しく体験する「本のカレンダー」などが用意されています。全ての授業で、在校生のSA(Student Assistant)がサポートに入るので、入学前から先輩と交流することができる点も大きな特色です。
SDGsの回では、最初にSDGsの基本的な内容を確認したあと、朝日新聞社から寄贈頂いた「SDGsジャーナル」を使ったワークショップを実施しました。4人1組のグループに分かれ、実際の新聞記事の中から気になるものを1つ選び、SDGsの17の目標が書かれた「SDGs付せん」を貼っていきます。社会のさまざまな課題が複数のSDGsと繋がっていることを発見、仲間同士で話し合った内容を全体に向けて発表しました。
プログラムの後半では、2人一組のチームを作り、一般社団法人イマココラボの「2030SDGsゲーム」を体験しました。参加者全員が世界の一員となり、与えられたお金と時間を使って多様なプロジェクトを実行し、チームごとに異なるゴールの達成を目指して2030年まで活動します。手元のプロジェクトを行うと、経済、社会、環境に対して、プラスあるいはマイナスの影響を与え、黒板に示された「世界の状況メーター」が時々刻々と動くため、世界を変えていくには他のチームとの交渉や協力も欠かせません。初対面だった高校生たちも、いつの間にか活発にコミュニケーションをとっていました。
3月上旬のC日程では、本学地域連携センター主催の会議参加のために来学された、高大連携校の高校の先生方がSSSを参観されました。本学のSDGs教育を知って頂くよい機会となりました。
受講した高校生の感想を紹介します。
・ゲームやグループワークがとても楽しかった。
・SDGsには興味があったので、グループワークの新聞の記事について意見を出しあったりゲームを通して学んだことでより理解が深まった。
・ SDGsの授業は高校でも沢山受けてきたけど、今回は楽しくゲーム感覚で学べて楽しかった。
・ 他人との協力やボランティアという無償のありがたさなどを体験できたと思う。 自分の目標達成だけでなく、他のところの目標も気にかけて動くことも出来たので、協調性が高まったと感じた。
入学後は、総合ビジネス・情報学科、生活プロデュース学科、保育学科で、各自の専攻の授業が始まります。SSSをきっかけに、各分野の学びをSDGsに結び付けて考える姿勢を身につけ、本学が目指す「社会でほんとうに役立つ人材」に成長することを期待しています。(リベラルアーツセンター 簗瀨千詠)
【参考情報】一般社団法人イマココラボ ※別のサイトに移動します