湘北SDGs

【授業紹介】 「Get The Point厚木市版」を体験 (2024年7月)

 「生活とSDGs」(生活プロデュース学科1年生必修科目)では、厚木市企画政策課がすなばコーポレーションと共同開発した、学習ボードゲーム教材「Get The Point厚木市版」をお借りし、ワークショップ型のゲーム体験を通して持続可能な暮らしのあり方について学びました。

 このゲームは、地球上に存在する資源のうち6つを活用して、衣食住に必要なアイテムを作り、ポイントを集めて個人やチームで合計点を競うゲームです。ゲームに登場する資源には「復活するもの」と「復活しないもの」の2種類があり、持続可能性の意味の理解につながります。小学校中学年から大人まで参加できるシンプルなルールであるため、高校でSDGsを学んだ経験に違いがある本学1年生も不安なくプレイすることが可能です。

 ゲームは、ルールを変えて2回実施。1回戦は個人プレイで、復活しない資源を早いもの勝ちで使い、高得点のアイテムを作って自分の得点ができるだけ高くなるよう競います。2回戦はチーム戦に変わります。資源を使い切らず10周終了時点で11周目まで継続できるという条件を満たしつつ、チーム全体の合計得点を競います。

 厚木市版では、厚木市特産の「とん漬け」、「せせらぎ米」、「鮎」、「フルーツ」などを使った食品アイテムがあり、授業に参加した厚木市在住の本学職員による特産品の解説コーナーも設けて、地域の農産品への理解を深める機会を作りました。

 学生のふりかりを紹介します。

■サステナブルカードに掲載されている厚木市のSDGs達成に向けた取組みを知り、地域の課題解決のために自分たちにできることを考えることができた。

■ルールを変えて2回対戦することによって、競争型の個人プレイよりも、協働型のチームプレイのほうが、結果として総合得点が高くなることを体験した。人と協力して行うことのメリットが理解できた。

■資源をあまり使わないようにしてプレイすることの難しさが理解できた。実際の生活も似ていると思った。

(生活プロデュース学科 簗瀬千詠)

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