湘北SDGs
【授業紹介】「サステナブルファッション」について学びました(2023年6月)
「ライフスタイルマネジメントの基礎」(生活プロデュース学科 1年 必修科目)において、「サステナブルファッション」をテーマとして授業を実施しました
繊維が糸となり、糸が布となり、布から服が作られる、衣服の生産の工程と、衣服が作られてから廃棄されるまでの「服の一生」を通してファッション産業の特徴とその過程で生じる環境負荷や人権問題について学び、未来のことを見据えたファッションのあり方である「サステナブルファッション」について考えました。
学生たちの意見や感想を紹介します。
「フードはどこ産なのかよく見ていたが、洋服は見たことがなかった。また、ファッション産業が環境汚染にとても関係していることを知ってびっくりした。」
「安いからかわいいからではなく、どのように製作されているかを考えて購入すべきだと考え直すことができた。」
「本当に必要かどうか慎重に考えてから購入するようにしようと思った。」
「服を捨てる場合もリサイクルボックスに持っていったり、分別をして資源ごみに出して、これから自分や子孫が生きる環境をできる限り綺麗に持続できるよう、自分にできることからやっていこうと思った。」
「薄手のものは少し切って部屋を掃除する時に雑巾代わりなどにして再利用することを意識したい。」
「バングラデシュで起こった事故を知り、軽い気持ちで服を購入することは失礼だと感じた。また、服が環境に与えている負荷の大きさを学び、人ごとだと思わずに自分ごととして考え、着回しができるかや、長く使える洗濯方法などを知り服やファッションと付き合っていきたい。」
「服を選ぶのも着るのも好きなので、買うことに対して「制限しないと」と考えるのではなく、購入した後にその衣服とどう向き合うかを考えていきたいと感じた。使わなくなった=捨てるという概念を捨てて、長くかつ、アイデアを加えながら幅広くファッションを使いこなせる人でありたいと考えた。」
ファッションをめぐる様々な社会的な課題を「自分ごと」としてとらえ、生活者として今の自分たちには何ができるのかについて考える機会となりました。(生活プロデュース学科 奥脇菜那子)