湘北SDGs
【高大連携】高大連携教育研究会で「2030SDGsゲーム」開催(2025年9月)
9月2日(火)、本学と高大連携協定を締結している31校の高校から12校の先生に参加いただき「第25回 高大連携教育研究会」を開催しました。
高大連携教育研究会は、高校および大学の教育の質の向上を目的として2015年より開始し、年に2回、様々なテーマで高校の先生方と教育手法などの研究発表、事例報告、情報交換を行っています。
今回は、本学のSDGs教育の取り組みについて紹介した後、高校の先生と本学の学生、教職員でチームを組み、一般社団法人イマココラボの「2030SDGsゲーム」を体験しました。
このゲームは、参加者全員が世界の一員となり、与えられたお金と時間を使って多様なプロジェクトを実行し、チームごとに異なるゴールの達成を目指して2030年まで活動するものです。手元のプロジェクトを行うと、経済、環境、社会に対して、プラスあるいはマイナスの影響を与え、ホワイトボードに示された「世界の状況メーター」が時々刻々と動くため、世界を変えていくには他のチームとの交渉や協力が欠かせません。
初めは、自分のチームの目標を達成するためにプロジェクトを実行していましたが、 途中経過の振り返りの際、「世界の状況メーター」の経済のみが発展し、環境・社会の状況が改善されていないことや、目標を達成できているチームよりもできていないチームが多いことを認識すると、後半は積極的に各チームが声をかけあい、「世界の状況」を改善しようと協力し合いながら進めていました。結果として、良好な世界状況の中、全12チームが目標を達成することができました。
参加した先生方からは、「実際に体験することで、SDGsの理解が深まった。高校の教員や生徒にもぜひ体験してもらいたい」、「目標が明確であること、指標が目でみて分かることが自分の行動に繋がることを実感したため、教員として、その仕組みを考えていきたい」といった感想をいただきました。
今後も本学の学生だけでなく、高校への出張授業等を通じて、若い世代にSDGsの達成に向けた意識づけをすることができるよう取り組んで参ります。(地域連携センター 高山明日香)
【参考情報】一般社団法人イマココラボ ※別のサイトに移動します