湘北SDGs
【授業紹介】資源がつなぐ、人とまちの未来:カードゲーム「サーキュラーコミュニティ」体験(2025年11月10日)
学科の枠を越え、持続可能な社会をデザインする
2025年11月10日、生活プロデュース学科1年「SDGsと社会デザイン」(担当簗瀨)と、総合ビジネス・情報学科2年「組織心理学」(担当北川)による初めての合同授業が開催されました。 ゲスト講師には、一般社団法人社会デザイン・ビジネスラボ事務局長の三尾幸司氏をお招きし、カードゲーム「サーキュラーコミュニティ」のワークショップを実施しました。異なる専門分野を学ぶ学生たちが混ざり合い、協力して持続可能なまちづくりに挑みました。
「捨てる」を「資源」に変え、循環の仕組みを学ぶ
カードゲーム「サーキュラーコミュニティ」は、株式会社ごみの学校(京都府、代表 寺井正幸氏)が開発したゲームで、プレイヤーが「住民」となり、生活の中で生まれる「不要なもの」を、まちの「資源」として循環させることで、まちの幸福度や持続可能性を高めていくゲームです。
学生たちは、自分一人の得失だけでなく、「誰かの『いらない』が誰かの『役に立つ』にはどうすればいいか?」という問いに向き合いました。資源を循環させるための対話や交渉が活発に行われ、会場は熱気に包まれました。

(三尾講師の講義)

(グループでカードを囲み議論する学生たち)
ゲーム終了後、合同授業のつながりから生まれた新しい気づきを紹介します。
■「協力」が循環を生む鍵になる
「資源循環は一つの企業だけで解決できるものではなく、みんなが協力し合って初めて成立すると学びました。ゲーム中、自分たちの班だけでは達成できない課題も、他の班と資源を分け合ったり支え合ったりすることで解決でき、つながりの大切さを実感しました」
■ 社会・経済・資源のバランスの難しさ
「ゲームを通じて、社会・経済・資源の3つのメーターを均等に保つ難しさを知りました。現代社会も同じで、特定の企業だけの利益ではなく、社会全体がどう動いているかを把握し、身近なところから意識を変えていく必要があると感じました」
■ 「もったいない」を価値に変える「アップサイクル」
「授業後の調査で、茶殻を畳の芯材に再利用する事例や、廃棄繊維を色ごとに分けて新しい素材にする取り組みを知りました。単なるリサイクルだけでなく、デザインやアイデアで新しい価値を与える『アップサイクル』の可能性にワクワクしました」
■コミュニケーションが社会を動かす 「最初は自分の手札をどう使うかばかり考えていましたが、次第に『これ、誰か使えませんか?』と声を掛け合うようになりました。情報の共有と対話こそが、資源を滞らせずに回していくための最も重要なエネルギーなのだと気づきました」
■身近な一歩から始めよう
「湘北のキャンパスにあるペットボトルのキャップ回収なども、立派な資源循環の一歩だと思えるようになりました。まずは分別の徹底など、誰もが参加しやすい仕組みから広げていくことが、持続可能なコミュニティへの近道だと確信しました」
学科の垣根を越えた今回の合同授業は、多様な視点が混ざり合うことで新しい解決策が生まれることを証明してくれました。今後も、専門性を活かしつつ他者と手を取り合い、より良い社会を共にデザインしていく力を育んでまいります。
関連情報はこちらをご覧ください。別のウィンドウにリンクします。
※カードゲーム「サーキュラーコミュニティ」と株式会社ごみの学校
※ビジネスゲームの開発 株式会社プロジェクトデザイン
(生活プロデュース学科 簗瀨千詠)













