特色ある大学教育支援プログラム
【平成18年度選定】

3回選定の快挙(単独申請短大最多)

「実技を通じて智識のみでなく、世の中を生きていく、人を率いていける人柄を身につける教育を」―本学の建学の理念は、ソニー創立者である故・井深大氏が寄せたこの言葉に集約されます。この理念の下、昭和49年の開学以来、本学は、全人的育成を教育目標として掲げ、学生生活のあらゆる面においてきめ細かい指導を行ってきました。
これまで本学は、文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」において、平成15年度、16年度と連続して、体験教育の多面的な取組み「湘北インターンシップ」、「国際交流」がそれぞれ選定を受けました。
これに加え、平成18年度には、高校との教育交流協定を通じた数多くの交流から、高校と短大の効果的な接続教育を目指し、お互いが抱える問題の解決を図ろうとする、「高大連携による地域教育ネットワークの形成」の取組みが、3度目となる選定を受けました。
3回選定という栄誉に、自信と誇りを深めながらも、更なる教育の充実を図り、あらゆる英知を傾けながら、最良の短大教育を追求していきたいと考えています。

具体的な取組み内容

【特色ある大学教育支援プログラム】について

【平成18年度選定】 高大連携による地域教育ネットワークの形成

「湘北の高大連携ネットワーク」4つの特長

本学は高大連携への取組を開始するにあたり、次の2点を基本理念とすることにしました。
(1) 高校-短大という縦の連携を密にし、その5年間の教育をシームレスに接続することにより、また高校教育の実態を深く理解した上で短大教育を最適化することにより、本学学生に対してより優れた教育を提供する
(2) その動きを核として、地域の高校相互間の横の交流を促進し、地域教育界全体の活性化と発展に資するネットワークを形成する
更に、この理念のもと、高大連携を「地域教育ネットワーク」の形成と捉え、さまざまな施策を展開してきました。その活動の幾つかには直接本学学生が関わる場合もあり、本学の特色である体験教育の一環を担っております。また、地域の高大教育機関が力を合わせてこの教育界激動の時代に対処するのを推進することは、もう一つの特色である地域社会への貢献の大きな要素と考えております。

連携を通じて行われている様々な教育交流

(採択理由)平成18年8月 財団法人大学基準協会から公表

この取組は、湘北短期大学の「外に開かれた短大として、地域社会との連携に意を用い、常に地域社会への貢献を念頭におく」という教育の特色を効果あるものとするために、リベラルアーツセンターを中心に全学的取組として、平成13年度から実施されている取組です。
この取組は、今日的な問題である高大接続や高大連携について、特定の分野だけの連携の取組ではなく、正規の授業開放・土曜日特別授業・出張授業・PC集中講座・映像コンテストなどと多岐にわたっていること、高校と連絡協議会を開催するなど双方向の高大連携であること、近隣の高校24校と連携していることなどから、地域教育のネットワークが形成され、地方における短期大学と高校の高大接続や高大連携のあり方について参考になり得る優れた事例であるといえます。 今後は、それぞれの取組を有機的に組み合わせたり、連携により入学してきた学生の学修効果を測定する評価方法を検討するなどして、更なる努力と工夫を重ねることを期待します。

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