建学の精神

なんとかして有名大学を出ることが、もっと簡単にいえばよい大学へさえ入ってしまえば人生の大半が決まってしまう様な今日の世の中の機構に、私は大変疑問を感じる。

ほんとうに世の中の役に立ちその存在に意味のある人は、こんな教育の考え方の中から決して生まれてこないだろう。教育は決してだまっていて上から自動的に与えられるだけのものではない。
自分で求め何処までも自分で追求して行くのが真の教育の姿ではないだろうか。

こんな方向を目指し、どんどん実現して行ける学校がこれからの日本にはどうしても必要であるということから、湘北短期大学が生まれることになったのである。実技を通じて智識のみでなく、世の中を活きて行く、人を率いて行ける人柄を身につける教育を私は大いに期待している。

昭和49年の湘北短期大学開学にあたり、ソニー株式会社ファウンダー、学校法人ソニー学園 元理事の故 井深 大 氏は、「私の期待する大学教育」として上記の言葉を述べられました。本学では、創立25周年(平成10年)を機に、これを建学の精神とすることを再確認しました。

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