お知らせ

湘北短期大学で「ゆる楽器Jam」を開催!
次世代のクリエイターが「Spresense」でユニークな楽器を制作

2025年09月09日 07:00

820日(水)、21日(木)の2日間、湘北短期大学で「ゆる楽器Jam」を開催しました。
このイベントは、総合ビジネス・情報学科の授業「プロジェクト実践*」の一環として、学生が主体となり実施されたものです。

当日は、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社が開発したマイコンボード「Spresense*」を使用し、既成概念にとらわれない新しい楽器「ゆる楽器」の制作に挑戦しました。

湘北短期大学の学生10名に加え、高大連携の一環として参加した厚木王子高校の生徒5名も加わり、短期間で集中的にアイデアを出し合いながら制作を進める「ハッカソン*」形式で実施されました。

イベントの冒頭では、ソニーセミコンダクタソリューションズからお招きした講師の方が、参加者に向けて講義を行いました。
「Spresense」という技術がどういうものか、
「ゆる楽器」のコンセプトなどについて、詳しく説明していただきました。
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参加者は2つのグループに分かれ、それぞれが独自のアイデアを形にしていきました。

制作に入る前に、どんな楽器にするか、ますはアイデア出しから!
付箋とペンを手に、各自が思い描く「こんな楽器があったら面白い」という発想を自由に書き出していきました。
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アイデアが固まった班から楽器の外観を形作る担当と、高性能マイコンボード「Spresense」を使ったプログラミング担当に分かれ、各自が専門性を活かして作業に取り組み始めました。
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イベント中、参加者は途中で買い出しに行ったり、食事を挟んだり、泊まり込みで制作する人もいました。
また初日から参加する人、2日目から合流する人など、様々な形で関わりながらも、参加者全員で協力し、プロジェクト成功に向け頑張りました。
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プログラミングが無事に成功し、楽器から音が出たようで、「よっしゃー!」という歓声が聞こえてきました。
チームの努力が実った、喜びの瞬間でした。
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イベントの最後には、各班が完成させた「ゆる楽器」の発表会を行いました。
実際に楽器を演奏して音を鳴らしたり、体験してもらったりすることで、それぞれのチームの努力の成果がはっきりと見て取れました。
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\完成したゆる楽器はこちら!/
チームA:シェイカース
楽器名:ジェイグリップ

Shake+Gripを組み合わせたゆる楽器。
演奏の仕方は握って振るだけ!!
振る速さ音の高さをコントロール、本体上部を回して音量調節をします。
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チームB:線路内立ち入りはおやめください
楽器名:トレインセンサ
カメラで色を読み取り音を出すゆる楽器。
カメラで折り紙を検知させ、カメラが色を感知するとその色に応じた音が出ます。
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制作された「ゆる楽器」の今後の展開-------
今回のイベントで制作された「ゆる楽器」は、下記のイベントで展示される予定です。

・東京ゲームショウ(ビジネスデイ:2025年9月25日、26日 / 一般公開日:9月27日、28日)
・Maker Faire Tokyo 2025(2025年10月4日、5日)
・湘北祭(2025年10月18日、19日)
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湘北短期大学は今後も、このような実践的な学びの機会を通じて、学生の創造力と技術力の向上を支援していきます。

*1 この授業では、ITの技術を活用した学内外のプロジェクトを企画・実施します。複数のメンバーで役割を分担し、 各プロジェクトの遂行を目指します

*2 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社が開発した、IoT(モノのインターネット)機器などの開発に用いられる小型で高性能なボードコンピュータです。GPS機能やハイレゾ音源の再生、AI処理など、様々な機能が搭載されており、多様なアイデアをカタチにできます

*3 「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を組み合わせた造語で、短期間に集中的にアイデアを出 し合い、ソフトウェアやハードウェアなどの制作を行うイベントのことです


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