教員一覧(2025年度)
生活プロデュース学科
中川 華林
- 講師

プロフィール (自己紹介)
専門分野は教育心理学です。学習者がどのように学習に向き合い、その過程で抱く感情とどのように付き合っていくか、そこからどんなパフォーマンスに繋げていくか、といった一連の流れに関心があります。
教員として、学生生活の中で皆さんが「誰かに相談してみよう」と考えたとき、最初に思い浮かべてもらえるような存在になりたいなと思っています。どんな内容でも構わないので、気が向いたらいつでも話しかけてくださいね。
主な担当科目
- 自己理解の心理学
- 生活に役立つ教養とSDGs(心理学回)
- ライフスタイルマネジメント
ゼミナール研究テーマ
心理学と自己・他者
心理学は日常生活と密接な関係があり、自分自身や周りの人の人生を豊かにするためのヒントに満ちた分野です。ゼミの中で紹介するいろいろな心理学に触れ、その中から「学びたい、知りたい」と思えるような自分だけのテーマを見つけて、楽しみながら学んでもらえたら嬉しいです。
学生へのメッセージ
学生は自律的に学び、取り組むことが求められる立場ですが、「自律的に」というのは「一人で」という意味ではありません。無理をせず、必要なときは周りの人や組織に頼りながら充実した毎日を送って欲しいと願っています。皆さんのやりたいこと・やるべきことはもちろん、どうしたらいいかわからないことなども含めてサポートしていきたいので、一緒に頑張っていきましょう!
保有学位および主な教育研究実績(抜粋)
保有学位 | 修士(心理学) | |||
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研究分野 | 教育心理学 | ||
著書、学術論文等 | 年月日 | 発行所、発表雑誌、発表学会等 | 概要 | |
Sleep characteristics over the course of a semester among Japanese university students(共著) | 2023年6月 | 日本工業大学研究報告 | 日本の大学生は諸外国の大学生に比べて睡眠時間が短いことが明らかになっており、それらは大学生活における学習やパフォーマンスにも影響を及ぼすと考えられる。しかし、睡眠習慣には個人差があるため介入は容易ではなく、前提となる実態把握の蓄積が重要になる。そこで、睡眠日誌を用いて大学生13名を対象に睡眠習慣を調査した結果、大学生の睡眠習慣は3つのグループに分けられることが明らかになった。 | |
大学生を対象とした定期試験直前の感情に関する心理学的検討における場面想定法の妥当性(単著) | 2018年3月 | 法政大学大学院紀要 | 定期試験直前の感情は、学生の実力発揮やパフォーマンスに多大な影響を及ぼすと考えられるが、当該研究においては、試験直前という場面で調査をすることによる学生の負担や、実施時点が限定的であること、余剰変数の多さなど、複数の課題が指摘されている。そこで、試験直前の感情に関する汎用性の高い場面想定を作成するため、大学生を対象に二回の調査を通して自由記述を求め、場面作成をおこなった。 | |
家庭における言葉かけが中学生のテスト不安と学習時間に及ぼす影響(単著) | 2018年3月 | 法政大学大学院紀要 | 家庭において最も学習に関する会話をする両親・祖父母といった他者の言葉かけが、中学生のテスト不安や学習時間にどのような影響を及ぼすかを明らかにするため、中学生を対象に二校で調査をおこなった。その結果、他者に対する重要度の主観的な認知と、その他者による達成目標にもとづく言葉かけの交互作用がみられ、テスト不安の軽減につながる可能性が示唆された。 | |
達成目標が定期試験・レポート・発表に対する不安に及ぼす影響 ―大学1年生を対象とした縦断的研究―(共著) |
2018年3月 | 初年次教育学会誌 | 授業に対して持つ達成目標の傾向がそれらの不安に及ぼす影響について検討するため、年間を通して複数回の質問紙調査をおこなった。異なる二つの年度で得られたデータを用いて年度間比較をおこない、不安と達成目標との関連のほか、達成目標が不安に及ぼす影響について明らかにした。 | |
学会および 社会での活動 |
日本心理学会、日本教育心理学会、初年次教育学会等 |