湘北SDGs

【授業紹介】スウェーデンハウスの取り組みに学ぶSDGs―環境先進国スウェーデンの住まいの考え方(2026年5月29日)

 色彩学(生活プロデュース学科 2年生 選択科目)の講義では、SDGs教育の一環として住宅メーカー:株式会社スウェーデンハウス(以下、スウェーデンハウス)の環境・社会への取り組みを題材にしました。今回は企業の公式資料などを参考に、住宅づくりと持続可能な社会との関わりについて調査しました。 スウェーデンハウスの企業理念の背景には、環境先進国スウェーデンの住思想があります。森林資源を守りながら活用し、人にも環境にもやさしい住まいを長く使うという、国内で根付いている考え方はSDGsの理念とも深く結びついています。

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 学生にとって、授業冒頭ではスウェーデンという国に対しては、IKEAやH&M、Spotifyといった世界的企業のイメージはあったものの、住まいや環境政策については知らないことも多く、調べていくうちに大変関心の高い国になったようです。

「SDGsというと『我慢して環境を守る』イメージがありましたが、スウェーデンでは快適な暮らしと環境保全を両立しているのだとわかりました。ひとりひとりが環境問題を身近なものとして考えている点も印象的でした」と、先進国といわれる所以にも納得し、未来世代まで見据えた持続可能な社会づくりに興味を持ったようです。 この環境先進国の考え方を受け、日本の住宅づくりを手掛けるスウェーデンハウスの取り組みとして、SDGsの視点から次のような感想があがりました。

■木材を消費するだけではなく「消費した分以上に植林する」というスウェーデンの森林管理の考え方と、それを徹底している企業姿勢、100年後の未来を見据えて今植える苗木を育てるという壮大な時間のサイクルの中で家づくりが行われている点に興味を持ちました。私たちが何気なく選ぶ住宅や家具などの背景に、どのような森や循環があるのか意識する大切さを知りました。(Y)

スウェーデンハウスの木の家のクリニックのように、木の温もりを生かした空間は安心感を与え、人々の健康や福祉にも貢献するのではないかと感じました。私が通うクリニックも木の温もりのある空間だったことを思い出し、今回の学びを通して、人にやさしい住環境づくりや、暮らす人の視点に立った住宅設計について一層関心を深めました。(A)

森林を守りながら住宅をつくる仕組みに興味を持ちました。森は二酸化炭素を吸収して酸素を生み出すだけではなく、水の循環や生態系を支える大切な役割があると知り、気候変動対策や生物多様性保全につながると理解できました。森林の木材を使用し、長く住み続けられる環境に配慮した住宅づくりが印象に残っています。(S)

 今回の授業を通して、学生たちは住宅を単なる建築物としてではなく、人々の暮らしや健康、そして地球環境を支える社会基盤として捉え直すことになりました。「今回の学びを基準に、他の住宅メーカーの取り組みも気になるようになりました」と住空間業界に対する視野や興味も広がったようです。スウェーデンハウスの実践例を学んだことで、SDGsを自分たちの身近な暮らしや将来の社会と結び付けて考える貴重な機会となりました。

[TOP写真]ダーラナホース...スウェーデンを代表する木製の伝統工芸品。木を大切に使う文化を背景に、豊かな暮らしや幸福の象徴として親しまれています。北欧インテリアとしても人気です。(写真協力:STYLE promotion)

参考資料 クリックすると別ウインドウにジャンプします。

1)スウェーデンハウスの環境への取り組み

2)日経SDGs/ESG会議(2024年12月4日)(スウェーデンハウスによる講演の動画/音声が出ます)「ライフサイクルカーボン削減に向けた取り組み」

3)スタイル プロモーション

(生活プロデュース学科 非常勤講師 小島由記子)

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