教員一覧(2024年度)
生活プロデュース学科
吉川 光子
- 教授
- フードコース主任

プロフィール (自己紹介)
専門は「調理学、調理理論、調理文化」という分野で、湘北では「食物」や「食生活」、「調理」を教える教員をしています。20代では家電メーカ―で調理器具のソフト開発の仕事を経験し、その後、海外での暮らしや母校での研究生活を経て30代から湘北短期大学に勤務しています。私たちの日常の中にある「調理」というプロセスが、いかに食物を魅力あるものにし、ヒトの心身の充足感とかかわっているか、そんなことを伝えられたら幸いです。
主な担当科目
- クッキングⅠ・Ⅱ
- 食生活と健康
- 食品と調理
- 食の情報発信
ゼミナール研究テーマ
調理を通して食物を学ぶ
調理実習を通して、食材についての知識、基本的な調理操作を学ぶとともに、実習のまとめレポートを協力して作成し、製本します。湘北祭をはじめとしたイベントでは、準備、実行、振り返りの取り組みをします。また、グループでの企画、卒業研究課題に取り組みます。2022年は代替肉(大豆ミート)の調理に取り組みました。
学生へのメッセージ
学生という身分はとてもありがたいものです(誰しも後になってわかることなんですが・・・)。2年間を過ごすこのキャンパスを、自分と周りの人、みんなにとって居心地のいいものにしてください。卒業してもまた訪れたくなる、そんな短大になるかどうかは、あなたがここで何をして過ごすか・・・ですね。
保有学位および主な教育研究実績(抜粋)
保有学位 | 修士(家政学) お茶の水女子大学 | |||
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研究分野 | 調理学、食生活学 | ||
著書、学術論文等 | 年月日 | 発行所、発表雑誌、発表学会等 | 概要 | |
キュウリ呈味成分の分布と貯蔵変化および味との関係(共著) | 2002年 | 日本調理科学会誌,35巻、3号、234-241 | 鮮度低下にともなうキュウリの呈味成分(糖、有機酸、遊離アミノ酸)の変化を測定するとともに「味」の官能検査をおこない、成分の変化との関連を調べた。また、きゅうりの部位による呈味成分の分布とその変化についても調べた。 | |
新版 総合調理科学辞典 | 2006年 | 光生館 |
調理科学に関する総合辞典 著者 日本調理科学会員 担当部分:各論「煮る」「煮物」他 |
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本学学生の食生活意識と「食事バランスガイド」の教材としての検討 ―認知度、使用感に関するアンケート調査をもとに― (単著) | 2009年 | 湘北紀要 第30号、119-129 | 授業において「食生活指針」、「食事バランスガイド」を取り上げるにあたり、学生がどの程度認知し、どのような意識をもっているかアンケート調査を行った。また「食事バランスガイド」を利用して2日間の食事診断をさせ、使用感について調査を行った。 | |
新版 調理学(共著) | 2020年 | 理工図書 |
「調理科学」テキスト(吉田恵子、綾部園子 編著) 担当部分:ビタミン・無機質の種類と調理、野菜類・果物類の調理性 |
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「地粉」とその製品についての研究(共著) | 2020年8月 | 公益社団法人 飯島藤十郎記念科学振興財団 2019年度年報 第35巻 490-497 | 「地粉」とその製品の現状について群馬、長野、香川、広島、神奈川の5県を対象として調べた。消費者へのアンケート調査を行い、合わせて地域の公的機関や製造、販売に関わる事業者への調査を行った。5県の地粉の成分分析により特性の比較を試みた。 | |
調理教育のための短期大学生の技能と経験の調査および技能レベルの分析(単著) | 2021年3月31日 | 湘北紀要 第42号 115-124 湘北短期大学 | 短期大学生の調理技能には差が見られることから2008~2020年の実習初回にアンケートによる調査を行い,個人の能力の把握に利用してきた。計600以上の回答を得たことから全体の分析を行い,授業に生かせる知見を得た。 | |
学会および 社会での活動 |
日本調理科学会、日本家政学会、和食文化国民会議会員 |