教員一覧(2024年度)

生活プロデュース学科

簗瀨 千詠

  • 教授
  • 学科長
    リベラルアーツセンター副センター長
近影

プロフィール (自己紹介)

大学卒業後、メガバンクの国際部門で十数年のキャリアを積んだ後、民間シンクタンクで少子高齢化に伴う社会的課題の調査研究と政策提言をしていました。
年金・医療・介護といった社会保障制度のあり方や、ジェンダーと働き方などについて、仲間と真剣に議論したことが現在につながっています。
湘北で学ぶ皆さんが、自信を持って社会に羽ばたいていけるよう、多くの気づきを提示したいと思っています。

主な担当科目

  • 生活とSDGs、SDGsと社会デザイン
  • 現代女性の社会学
  • オフィスワーク演習

ゼミナール研究テーマ

映画で学ぶ社会学~SDGsで知る世界の今~

文科省選定・特選作品を中心に、内外の優れた映像作品を鑑賞し、社会、家族、結婚、働き方、ジェンダーなどSDGsの視点から読み解いていきます。映画の題材から各自で興味関心を持ったテーマを設定し、調べたことをパワーポイントにまとめてプレゼンテーションします。同じ作品でも、人によって感じ方、とらえ方が異なるという発見を共有し、そこから自分自身のライフデザインについても考えていきます。また、年間を通じ、内閣府ユース特命報告員事業に参加、男女共同参画や非行の予防など、内閣府から提示された国の政策課題に若い世代の意見を提案してもらいます。さらに、官公庁や企業の研修でも採用されている「2030SDGsゲーム」を通じて、地球規模の課題を自分ごととしてとらえ、社会にどう貢献していくか、同世代の仲間と一緒に考えます。様々な専攻コースの学生がいるゼミならではの、「多様な体験を共有し、互いに影響しあって伸びていく」ゼミを目指しています。

学生へのメッセージ

学びは自信につながり、自信は成長と飛躍につながります。湘北で過ごすこの貴重な二年間に、自分のアンテナをできるだけ大きく広げ、多様な学問や価値観、友人、先生、面白そうなプロジェクトと積極的に関わってみてください。次の十年をどう生きるのか、あなたの未来図を少しずつ描いていきましょう。

その他

リベラルアーツセンター、総合研究センター

保有学位および主な教育研究実績(抜粋)

保有学位 文学士 東京外国語大学 外国語学部(国際関係専修)
教育研究に関すること 研究分野 高齢社会政策、女性のライフスタイル、金融経済教育、SDGs
著書、学術論文等 年月日 発行所、発表雑誌、発表学会等 概要
高齢化社会の財産管理(単著) 平成10年4月 さくら総研調査報告1998Vol.2 (さくら総合研究所) 急速な高齢化が進む日本。誰もが安心して高齢期を過ごすには、様々な環境整備が不可欠である。その一つである高齢者の財産管理には、自身の財産をいかに守るかという「リスク管理」の側面と、高齢期の生活の維持向上のためにいかに使っていくかという「資産活用」の二つの側面がある。認知症などによる意思能力喪失後、財産管理に本人の希望をいかに反映させるのか。ストックはあるがキャッシュフローに乏しい高齢者の家計を、リバースモーゲージなどの新たな金融商品で補うことは可能か。高齢者の権利擁護や法整備のあり方を提言。
変革・団塊世代 高齢社会の行方(共著) 平成11年11月 日本経済新聞 朝刊 経済教室基礎コース 16回連載 (日本経済新聞社) 戦後1947~49年生まれのベビーブーム世代「団塊の世代」が高齢者の仲間入りをする頃、社会はどのように変化しているのか。社会保障制度のあり方、個人、企業、政府それぞれが解決すべき課題や、マーケットとしての高齢者、政策決定を左右する有権者としての高齢者など、様々な側面から課題と方策を提示。
図解 100兆円のニュー・シニア市場をつかむ(共著) 平成12年4月 中経出版 人口構成上、高齢者が多数派になる社会はもうすぐやってくる。公的介護保険制度がスタートし、高齢者も介護サービスを選んで買う時代になった。だが、元気なシニアたちが買いたい品やサービスは、まだ十分に提供されているとはいえない。住宅や交通手段のバリアフリー化、医療・健康、余暇・娯楽、財産管理、葬儀やお墓まで、様々な切り口からシニア市場発展の方向性を提示。
50歳からの年金生活準備術(共著) 平成13年3月 小学館 21世紀、少子高齢化の進展により、年金制度は破綻してしまうのか?民間シンクタンクで高齢化問題を専門に調査研究するメンバーが、現在(当時)50歳前後の人が年金生活に入る15年後の社会を予測。年金はいくらもらえるのか?資産管理はどうすべきか?リタイア後の生活設計や生きがい、ネットワーク作りなど、今後の人生をより豊かなものにするために「今から何を準備しておくべきか」を解説。来るべき超高齢社会を生き抜くための生活術を提案。
成年後見制度施行1年めの課題(単著) 平成13年7月 Japanese Research Review 2001/7(日本総合研究所) 2000年に高齢社会対策として二つの制度が施行された。一つは公的介護保険制度、もう一つが成年後見制度である。100年ぶりの民法改正により、禁治産・準禁治産宣告が廃止され、成年後見というしくみが新たに導入された。施行1年を経て明らかになった制度の課題を提示し、自己決定権を尊重した権利擁護のあり方を検討。
高等教育機関における金融経済教育~今年度の講義と教育効果~ 令和2年4月 湘北紀要第41号 2020年 価値観やライフスタイルが多様化した社会を主体的に生きていくためには、生活スキルとしての金融経済教育の知識が不可欠である。2019年度、湘北短期大学生活プロデュース学科「ライフキャリアプランニング」で実施した5回に亘る金融経済教育の実践事例と金融リテラシー調査の結果を報告。
短期大学におけるSDGs教育の意義ー「生活とSDGs」の授業実践から(共著) 令和5年4月 湘北紀要第44号 2023年 短期大学におけるSDGs教育の意義について、2022年度の湘北短期大学における「生活とSDGs」の授業実践および学生の授業後アンケートを資料として検討を行った。
学生から社会人のためのキャリアデザインとSDGs(共著) 令和6年3月 DTP出版 学生から新社会人の若年層を対象に、卒業後のキャリアを考えるためのヒントを紹介したテキスト。特に、SDGsの視点からキャリアデザインを考えてみる方法を紹介し、働くことの延長線上に社会が繋がっていることを示した。
学会および
社会での活動
日本成年後見法学会、日本FP(ファイナンシャル・プランニング)学会、日本ビジネス実務学会、文部科学省教育映像等審査会委員(2012年4月~2022年3月)、一般社団法人イマココラボ2030SDGs公認ファシリテーター(2020)、SDGs.TV公認ラーニングコーチ(2022)、SDGs for School認定エデュケーター(2022)、The Action!~SDGsカードゲーム~Online公認ファシリテーター(2022)、消費生活アドバイザー・消費生活相談員(2022)
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