教員一覧(2024年度)
総合ビジネス・情報学科
加藤 美樹雄
- 教授
- 経理・金融コース主任
地域連携センター センター長

プロフィール (自己紹介)
専門は、会計学と簿記学です。普通高校出身だったので、大学で初めて「簿記」「会計」に出会いました。はじめは苦労しましたが、勉強していくうちに「簿記」の虜になっていました。大学2年間で日商簿記2級まで取得し、その後社会人となってから税理士も取得することができました。現在の趣味は、国内旅行と簡単な登山です。旅行は、特に城めぐりを楽しんでいます。登山は、目標の達成感が得られること、眺望がよいので飽きないで運動できることが魅力です。
主な担当科目
- 初級簿記Ⅰ、Ⅱ
- 中級簿記、上級簿記
- FP基礎
ゼミナール研究テーマ
企業に関する研究とファイナンシャル・プランニング
株式投資と財務諸表分析の基礎を学習し、企業分析などについてディスカッションができるようにします。また、ファイナンシャル・プランニングの基礎を学び、人生のお金に関する知識を深め、将来の個人資産設計に役立てることを目指していきます。日商簿記検定、FP技能士検定の取得サポートも行っています。
学生へのメッセージ
大学は大切な出会いの場です。よき人と縁結び、よき学問と縁結び、よき知恵と縁結び、よき仕事と縁結び、よき人生と縁結ぶことができるよう、自分から進んで様々な活動に取り組みましょう!
保有学位および主な教育研究実績(抜粋)
保有学位 | 経営学修士、法学修士 | |||
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研究分野 | 会計学、簿記学、会計教育 | ||
著書、学術論文等 | 年月日 | 発行所、発表雑誌、発表学会等 | 概要 | |
著書 | ||||
1.基礎簿記テキスト | 2020年3月 |
共著 中央経済社 |
初学者から、日商簿記検定3級取得にも繋がる簿記の基礎的なテキストである。 | |
2.ゼロからスタート簿記入門 | 2018年4月 | 共著 税務経理協会 |
はじめて簿記を学習する者に向けた教科書である。また、演習問題を多く取り入れ、より実践的に学ぶことができる内容となっている。 | |
学術論文 | ||||
1.投資教育の一環としての会計教育 | 2019年5月 | 単著 湘北短期大学『湘北紀要』第40号p.21-28 |
わが国でもっぱら財務諸表を読む学習機会は、会計分野の上級段階において一部の者が学習しているのみである。本稿では、わが国において財務諸表を作成する教育が重視されている現状の問題点を指摘し、投資教育の一環として、財務諸表を読み解く力を養成する教育の展開を提案したものである。 | |
2. 新収益認識基準における経営者の会計的判断-建設業の会計的判断に焦点を当てた考察-<査読論文> | 2018年7月 | 単著 日本経営管理学会『経営管理研究』第8号p.30-39 |
IFRS(国際財務報告基準)は、原則主義の会計基準であるため、経営者の裁量は認められないが、経営者が判断すべきケースは多くある。本稿は、わが国の建設業においてIFRS15を導入した場合の経営者が判断しなければならない重要な事項について検討し、売上高や利益に与える影響などについて考察したものである。 | |
3.収益認識時における仕訳と勘定科目の考察-本人か代理人かの判断を中心として-<査読論文> | 2018年4月 | 単著 日本簿記学会『簿記研究』第1巻第1号p.5-13 |
IFRS15号国際財務報告基準第15号「顧客との契約から生じる収益」を参考に、本人か代理人かの判断が、わが国の企業にどのような影響を与えるのかについて、簿記的(日常の取引記録)の面から検討した。その際、売上に関する税金の会計処理とポイント制度の会計処理を例にあげて具体的検討をおこなったものである。 | |
4.利用者側に立った会計教育-会計初学者向けの検討- | 2016年3月 | 単著 関東学園大学『経済学紀要』第41集p.1-16 |
会計分野の初期段階での教育アプローチに焦点を当てて考察したものである。わが国で現在取り組んでいる、経理担当者または職業会計士を育成するための「財務諸表の作成力」を重視した教育アプローチを再考し、より広く一般的な者を対象に、「財務諸表の利用力」を養う教育アプローチの展開を模索した。 | |
5.初級段階の簿記・会計教育のアプローチ-財務諸表の作成者と利用者の視点からの検討-<査読論文> | 2014年7月 | 単著 日本簿記学会年報第29号p.73-80 |
米国での初級段階での会計教育を概観し、わが国における簿記会計分野の教育アプローチについて提案していくものである。その際、会計教育を財務諸表の利用者教育と作成者教育という視点から考察し、さらに、簿記教育についても、初級段階でのより良いアプローチを考察したものである。 | |
6.現代会計の基礎概念とIFRSの会計教育<査読論文> | 2013年1月 | 単著 横浜国立大学『横浜国際社会科学研究第17巻第4・5号』p.73-93 |
現代の会計教育の課題を探求するにあたって、現代会計の基礎概念を整理して検討をおこなった。また、IFRS(国際財務報告基準)のわが国への導入なども踏まえ、IFRSの基礎概念とわが国の企業会原則を中心とする基礎概念の相違点を整理し比較検討を行った。その際、英国や米国などの会計教育についても概観し、わが国との比較検討もおこなった。 | |
教育実践記録等 | ||||
1.(論稿) 商業高校に求められること | 2017年10月 |
単著 商業教育第52号神奈川県商業教育研究会p.2-3 |
現状の少子高齢化や、商業高校の著しい減少などの状況を踏まえ、商業高校と大学等をビジネス教育で接続した7年間の高大接続の必要性や、より実践的な教育方法(アクティブラーニング等)の展開について講演した内容をまとめたものである。 | |
2.(プロシーディングス)わが国の建設業におけるIFRS第15号の影響-本人か代理人かの判断を中心とした考察- | 2016年9月 |
単著 第75回日本会計研究学会全国大会 |
IFRS15号(国際財務報告基準第15号「顧客との契約から生じる収益」をわが国に導入した場合における、建設業への影響を考察しものである。その際、本人取引か、代理人取引かの判断に焦点をあてて論理的に考察し、学会報告した。 | |
その他 | ||||
1.(研究報告書)簿記教育研究部会「高大連携の視点から考える簿記教育」 | 2018年8月 | 共著 日本簿記学会第34回全国大会 |
商業高校の簿記教育と大学での簿記教育における、高大接続をテーマにして、高校側、大学側、実務者の立場など様々な視点から検討を行った。現状の高大簿記教育の連携例を調べ、その問題点や今後のスムースな接続の方法について共同して研究報告をおこなった。 | |
学会および 社会での活動 |
日本会計研究学会、日本簿記学会、日本経営管理学会、中小企業会計学会、日本FP協会認定AFP、東京地方税理会所属税理士 |