湘北SDGs

【大学の取り組み】生理用ナプキン無料配布 ー生理用品が手に入りにくい女性のためにー(2025年5月)

5月28日は世界月経衛生デーです。この日、本学では、女性と女児の地位向上を目指して活動する奉仕組織「国際ソロプチミスト厚木」(和田まゆみ会長)から生理用ナプキン(3,000個)の寄付をいただきました。

国際ソロプチミスト厚木は、国際ソロプチミストアメリカのプログラムを地域で実践している組織です。今回は、この組織が推進する、あらゆる年齢層の女性が教育や経済的自立を目指す中で直面する様々な障害に焦点を当てたプロジェクト「Uplift HER」の一環として、厚木市だけでなく本学にも寄付のお声かけをいただいたものです。

「生理用品が手に入りにくい学生を対象に」とのお話しでしたが、ナプキンを必要とする学生が自由に利用できる配布方法でも良いかどうかご相談したところ、ご快諾いただきましたので、学内の11箇所の女子トイレ(多目的トイレを含む)に設置しました。女子学生にはポータル配信の一斉連絡で案内し、アンケート調査も実施しました。「トイレにあると安心」「急な生理の時に助かる」などの意見が寄せられています。

あわせて、生活プロデュース学科1年生の「生活とSDGs」や2年生の「現代女性の社会学」の授業でもこの取り組みについて採り上げ、生理用品から世界の女性が抱える課題を学ぶきっかけづくりも行いました。

国際ソロプチミスト厚木の「ソロプチミスト夢プログラム」の①夢を生きる、②夢の扉賞、③夢を拓くなどの教育・訓練賞のうち、特に「夢の扉賞」は、例年、本学の学生が応募し、支援を受けている賞です。今回のナプキンの配布にあわせて「ソロプチミスト夢プログラム」の案内も、女子トイレ内に掲示しています。

これまで、急に生理が来てしまったが十分なナプキンを持っていない学生には、学内の売店で購入する方法を案内していましたが、営業時間外には対応できないという課題がありました。教務・学生部では、学生のみなさんの健康と福祉を支援し、学生生活をサポートできる環境整備に努めています。突発的な生理に対応できるようにすることで少しでも心の負担が軽減できればとの思いでこの取り組みを実施しました。このような取り組みや支援団体などを知ることにより、身近なところからSDGsに興味を持ってくれる学生が増えると良いと思います。(教務・学生部)

国際ソロプチミスト厚木のHP ※外部のサイトにリンクします

タウンニュース厚木・愛川・清川版 ※外部のサイトにリンクします

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