湘北SDGs
【授業紹介】「食品ロス」とその削減について(2023年6月)
「ライフスタイルマネジメントの基礎」(生活プロデュース学科 1年 必修科目)の中で「食品ロス」とその削減について取り上げました。
わが国の食品ロス量は、削減の取り組みが進み【2000年980万トン⇒2021年523万トン】と、減ってきています。しかし「もったいない」だけではない様々な社会問題との関連から、いま食品ロスを通じて学ぶべきことは多くあります。
賞味期限と消費期限の違い、日本人の過度な鮮度志向、3分の1ルールと呼ばれる商慣習など、食品ロスに関わる身近な要因を扱うとともに、わが国の食料自給率の低さと併せてどう考えるか、食品ロス削減の達成(SDGs のターゲット12.3)は、環境問題など他のターゲットの達成に関わることにも触れました。
学生のコメントを紹介します。
「事業系(食品ロス)では、自分で量が調整できないので食べ残しが多い。お惣菜だと人それぞれ食べるものも違うし、人気、不人気もあるので売れ残ってしまう。」「たまごの賞味期限は『生で食べる時』の期限、ということを初めて知りました。」「食品ロスを減らすためにこれから社会を担っていく私たちがしっかり考えていかなくてはならない問題だと感じました。」
授業を機会に視野を広げ、常に関心を持ち続けて行って欲しいと思います。(生活プロデュース学科 吉川光子)