湘北SDGs
【授業紹介】湘北スタートアップセミナーを実施(2024年2、3月)
本学リベラルアーツセンターでは、2024年度新入生対象の初年次教育科目として、2月と3月に「湘北スタートアップセミナー」(以下、「SSS」と表記)を開講しました。SSSは「外部講師による特別講義」「大学生活を充実させるために」「本のカレンダー」「SDGsを通して世界を知る」「大学の授業で使うICT」の5つのプログラムから構成しており、新入生が4月からスムーズに大学生活をスタートできるための内容となっています。
「SDGsを通して世界を知る」のプログラムでは、朝日新聞の「ペタッとSDGs新聞学習ふせん」を用いた「新聞ワーク」と、イマココラボの「2030SDGsカードゲーム」を用いたグループワークを体験し、正解のない課題についてSDGsを通して考えました。SDGsについてあまり知らないとどこか他人事のようにとらえている学生たちが多い印象でしたが、プログラムの最後に行った「未来のために自分ができること」を考えるワークでは、今の自分ができることはなんだろうと真剣に考える姿が見られました。
以下に受講後アンケートをいくつか抜粋し、紹介します。
・私は高校の時にSDGsのことをあまり詳しく勉強していなかったので、SDGsの名前は知っていましたが、どんな項目があるのか詳しく知りませんでした。でも先生の話や動画を通じて学ぶことができ、またゲームをしていく中で楽しく学ぶことが出来ました。話したことない人とも話せるきっかけになれて本当に楽しかったです!
・SDGsは始まってから9年経っているが、まだまだ世界は貧困、差別、環境問題、海洋汚染、水、等の17種類が、すべて果たせていないと思うので、ここからの6年間は、今日から、意識して、自分のできることをやりたいと思いました。
・班で1つ新聞の記事を選んでそれについて話し合った時に沢山の意見が出て周りと1つも意見が被らなかったので、色々な考え方があるんだなと思いました。自分だけの意見じゃなくてグループで意見を出し合うことで沢山の考えを知ることが出来てよかったです。
・(SDGsについて)いまいち堅苦しいような自分には関係ないような雰囲気を感じていたけれど、今回の講義でみんなで意見を出し合ったりゲームを通してSDGsに触れることで感覚を通じて学べてSDGsが身近に感じ、日常生活で自分にもできることはあるだろうと思えました。
学生たちが、SDGsを遠い世界のできごとではなく身近なこととして捉えなおした様子がうかがえます。入学後にそれぞれの専門の学びを深めていく時に、SSSで学んだ「SDGsを通して考える」という視点がきっと活きてくるはずです。
(生活プロデュース学科 二見総一郎)