湘北SDGs
【授業紹介】ドキュメンタリー『命の水』中村哲医師の取り組みを見て気づいたこと(2023年7月20日)
『メディア論A』(リベラルアーツ科目、2年生選択科目)の中で映画の記録性や作家性・普遍性などを概論した後、ドキュメンタリー映画『アフガンに命の水を』~ペシャワール会26年目の戦い~を視聴しました。2003年から6年をかけ全長24キロの用水路を開いた中村哲医師。日本人青年たちと延べ60万人のアフガン人と協力しながら、戦乱と干ばつのアフガニスタンの乾いた大地に水路を作り、水を潤し田畑を作った記録です。
学生たちからは「中村医師の志に感動した」という感想と同時に「水は生きる上で大切なものだと改めて知った」「蛇口をひねれば水が出る日本は恵まれている」「戦争や紛争が、人々の生活を破壊し、水や食料を得ることも難しくしている」という声が寄せられました。『SDGs』という看板を掲げた授業ではなかったものの、人が生きる上で何が大切か、戦争や紛争が普通の人々の生活を破壊すること、持続可能な社会の実現のためには平和を守ることが大切であることなどを、学生自身が気が付いた授業となりました。(リベラルアーツセンター 非常勤講師 鈴木裕美子)