教員一覧(30年度)

保育学科

小野 修平

  • 講師 博士(芸術学)
近影

プロフィール (自己紹介)

版画という表現に惹きこまれ、芸術学的側面からの作家研究、制作実践、造形教材の研究、それらを活かしたワークショップを中心に、活動を行っています。子どもたちと造形活動を通して関わる中で、彼らが生み出す一つ一つの表現が、人間としての生きる力に直結し、その後の感性の高まりに大きな影響を与える大切な時間になっていることを、常々感じています。「自分なりに表現すること」は、とっても「楽しい」という事は、幼児も大人も同じです。その気持ちをまずは保育者が大切にしていくためにはどうすべきかを軸に置きながら、多角的な造形教育を通して、学生たちに伝えていきたいと思います。

主な担当科目

  • 造形
  • 造形Ⅱ
  • 表現の指導

学生へのメッセージ

造形活動は、無から有を作り出すことのできる、かけがえのない時間です。しかし、一口にモノを作ると言っても、「どんな素材で?」、「どんな色で?」、「どんな形で?」を、自身でイメージしながら構成し、実現していく事が必要になります。出来上がった作品はもちろんですが、その過程で自分で考え、自分で決定してきた‟気持ち”や‟表現のプロセス”、‟身についた力”を見つめ、大切にしてください。この流れが、幼児の造形活動を理解することに繋がります。

その他

受賞等

2012
〈aurora〉、第11回セミナリヨ現代版画展 【長崎県教委受賞・4等賞】、 (ありえコレジヨホール・雲仙ビードロ美術館)
2013
〈beautiful monster〉、版画フォーラム2013 【埼玉新聞社賞受賞】、(和紙の里東秩父)
2014
〈風が吹いたら〉、第39回全国大学版画展 【町田市立国際版画美術館収蔵賞受賞】、(町田市立国際版画美術館)
2015
〈彼岸秘行の夜〉、第15回セミナリヨ現代版画展 【長崎県知事賞受賞・3等賞】、 (ありえコレジヨホール・長崎県立美術館)
2016
〈風が吹いたら〉、International Biennale Print Exhibit 2016 ORC 【台湾国際版画ビエンナーレ入選】、(台湾國立美術館)
〈天使〉、Biennale International Miniature Print Exhibit Vancouver 【バンクーバー国際ミニプリントビエンナー・2 nd Prize(準大賞)】、(The Federation of Canadian Artists)
  2017
〈終わらない夜へ〉、Guanlan international Print Biennial 【グアンラン国際版画ビエンナーレ入選】、(China Printmaking Museum)

作品収蔵

中国版画美術館、台湾國立美術館、町田市立国際版画美術館、佐久市立近代美術館、筑波大学、筑波大学附属病院、福岡教育大学

個展

2013
小野修平 銅版画展Ⅰ (Ogallery up.s/東京)
2015
小野修平 銅版画展Ⅱ-in the leaves- (Ogallery/東京)
2016
小野修平 銅版画 作品展2009-2016 Mother Nature (筑波大学大学会館)企画
2017
小野修平 作品展 (ギャラリー・アート・ポイント/東京)企画

保有学位および主な教育研究実績(抜粋)

保有学位 博士(芸術学)筑波大学
教育研究に関すること 研究分野 芸術学、造形教育、版画、ヨルク・シュマイサー
著書、学術論文等 年月日 発行所、発表雑誌、発表学会等 概要
版画表現におけるグロテスク(単) 平成25年3月 筑波大学 昨今の芸術作品における魅力のひとつとして、グロテスクという要素の重要性を捉える論文である。現代の芸術における版画の中で生きるグロテスクの意義とその表現の価値を明確にし、今日の新しい時代背景と価値観の中で、我々の今後の制作における表現手段としての“グロテスク”の重要性を探ることを目的とした。
ヨルク・シュマイサーの≪変化Ⅱ≫シリーズに関する研究-多版多色刷り銅版画おける版の応用的使用法について-(単) 平成26年11月 『芸術学研究』第19号 本研究ではヨルク・シュマイサー(による多版多色刷りを用いた銅版画作品の中から≪変化Ⅱ≫シリーズ全7点に焦点を当て、制作者の視点からその版の使用法を分析した。結果、シュマイサー氏が異なった作品間において、同一の版を加筆修正することで、イメージの展開を図っていた事を明らかにした。
長野県・飯田版画研究会発足20周年記念講演・ワークショップ (招待作家・講師) 平成27年11月 飯田創造館 長野県飯田創造館にて行われた、飯田版画研究会発足20年の記念展における特別企画。多版多色刷り銅版画表現において、全ての色の分版の様子とそれらを1つずつ組み合わせた刷りの結果から、どのような色彩効果が得られるのかを解説と、ソフトグランドエッチングにおけるグランドと府乾性油の割合によって得られる効果の違い実演し、子どもから大人までが楽しめる版画表現の多様性と可能性について講演を行った。
ヨルク・シュマイサーの〈変化シリーズ〉研究―多版多色刷り銅版画技法の潜在的特性と表現の発展性について―(単) 平成28年3月 筑波大学 本研究は、世界的銅版画家ヨルク・シュマイサーの作品群の中でも、<変化シリーズ>と呼ばれる、三部に分かれて制作された合計21作品を研究対象とし、“<変化シリーズ>全21点を、テーマ・技法・素材の関係性と、一連の表現展開・制作背景から多角的に分析・考察し、そこに見出されたシュマイサー独自の表現から、本作品群が示す多版多色刷り銅版画技法の潜在的特性と表現展開の関わり、この二つの在り方を明確にする。” という目的の達成を目指した。結果、前21点のデータベースの作成(国内外初)に成功し、その制作背景から、技法と表現の密接な交わりを解くことが出来た。
Jörg Schmeisser’s 《ZUSTÄNDE》Series
The potentialities and possibilities of color etching expression(単)
平成28年9月 『Art and Design Session』TGSW2016 TUKUBA GLOBAL SCIENCE WEEK(国際発表大会)において、ヨルク・シュマイサーの版画表現が秘める可能性を提示した。シュマイサーが制作した変化シリーズにおいて用いられた、同一の版を加筆修正しながら表現を展開していく方法に、銅版画表現の新たな可能性が秘められていることを述べた英論文。
安田女子大学付属幼稚園・3歳児クラス・ワークショップ「カラー紙粘土で、おいしそうなマーブルアイスクリームを作ろう」(講師) 平成29年8月 安田女子大学付属幼稚園 3歳児約70名を対象に「2色のカラー紙粘土をねじったりまるめたりすることで表れる、色の組み合わせの美しさに気づいたり、マーブル模様の変化を楽しんだりする。」をねらいとして実践した造形ワークショップ。軽い紙粘土の特性を生かし、2色の紙粘土を選んで組み合わせ、ねじったりつぶしたりしながらマーブル模様に変化していくことを楽しむ。最終的に、その塊をアイスクリームボーラーに詰め込み、ハンドルを握って押し出すことで実物そっくりのアイスが造形できる楽しさも味わえる。この実践により、3歳児なりに、「ねんどに色がつくこと」「ねんど同士を混ぜることで不思議な模様が表現できること」「ねんどに道具を使って形を造形できること」を考えたり感じたりすることが出来る。
安田女子大学付属幼稚園・5歳児クラス・ワークショップ「版画のふしぎな線で絵を描こう」(講師) 平成29年9月 安田女子大学付属幼稚園 5歳児約70名を対象に「描いた線が写し取られることで、独特の線表現に変化する楽しさを味わう。/版を変えることで色を選ぶことが出来る。」をねらいに実践した。モノタイプ技法のひとつである、転写の特性を利用した表現で、樹脂板の上にローラーで水性インクをのばし、画用紙を重ねて上から鉛筆で描くだけの簡単な技法である。ほしい色のインクを樹脂板に伸ばしながら、版を変えてイメージを重ねていくことで、版画の中でも多版多色刷りの仕組みが、幼児なりに考えて表現することができた。
学会および
社会での活動
版画学会(会員)、日本版画協会(準会員)
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