
ビジネスゲームの授業では、まず、学生が4〜6人単位のグループを作り、仮想の会社を設立する。続いてどんな事業内容にするか、どんな社名にするかなどを相談しながら、社長、経理、販売、購買、総務も順次決めてゆく。
こうして、各グループは会社運営を通じて、計画立案、実行、分析、報告(株主総会)という経営の流れの中で利益を競い合う。限られた授業時間だが、一般の企業と同様に四半期ごとの決算を4回行い、一年間の純利益の総額を競う。2回目の決算が終わったところでは、中間報告会を行い、各社は受講生全員の前でパワーポイントを使ってプレゼンテーションを行う。

ゲームの流れを簡単に説明すると、まず、各社(学生たち)が経営計画をたて、事業計画書を提出する。田口准教授が各社の計画書を分析、パソコン上のゲームの仕組みを使い業績を査定し、その結果をフィードバックする。
なぜこの受注予想なのか、なぜこの仕入数でこの価格設定なのか。販売予測、仕入製品の数や金額設定などの判断が甘ければ、当然、赤字が出るケースもある。
各社は、その結果について全員で分析業務を行う。そして、ここから得た結論をまとめ、仮想の株主総会で(学生たちの前で)報告を行い、再び新たな事業計画を立案し、次年度に臨む・・・というサイクルを体験する。いわば会社運営の実践的ロールプレイングゲームである。
取材当日の授業では、グループ分け、ルール作りは済んでおり、会社も設立されていた。ちなみに今回の事業内容は家電小売店。デジタルカメラの販売会社とテレビの販売会社だ。
各グループの机の前にはユニークな社名が書かれたプレートが置かれていたが、今日は会社運営の流れ、および計画書に関する授業。本格的にゲームが動き出すのはもう少し先になりそうだ。

親が自営業を営んでいて、ゆくゆくは自分が後継者になる学生。将来、起業を考えている学生にとって、このような実践的な授業は、その第一歩として大いに勉強になるだろう。
そして、一般企業に就職する人も、配属先、任された仕事が、会社の中でどんなポジションになるのか、会社の全体像を意識しながら、広い視野で取り組むことが出来るようになる。


現在の自分に結びつくきっかけが、学生時代にはじめてパソコンに触れたことでした。第一印象は「なんて融通の利かない、これって役に立つのかな?」でした。しかし、電子メールの存在を知ったとき「社会のしくみが変わる!」ワクワク感を覚えました。いまや、パソコンはなくてはならない存在ですが、いつもパソコンに振り回されているよう感じます。もっと人の考えていることに合わせて動いてくれる存在になってほしいと思います。