教員一覧(30年度)

生活プロデュース学科

佐藤 知条

  • 准教授
  • 子どもサービスコース主任
近影

プロフィール (自己紹介)

子どもとメディアの関わり方、学校教育とメディアとの関係を歴史研究と事例研究の2つのアプローチから探究しています。
授業では学生が教育やメディア、子どもや家族に関する事柄を自分のこととして考え、課題を問うことができるように、私が関わったものも含めて具体的な事例をできるだけ提示することを心がけています。

主な担当科目

  • 子ども・教育・社会
  • メディア論

ゼミナール研究テーマ

書評、映画批評を通した資料の批判的検討

様々なテーマの書籍や論文、映像を分析的に読み解く方法を学びながら、書評や映画批評を行い報告します。またゼミ内の報告だけではなく図書館などの場所でそれらを公開、展示していきます。

学生へのメッセージ

大学での学びの主役は、学生の皆さん自身だと考えています。そのために、一人ひとりが自分の目標や調べたいこと、やりたいことを発見し、自ら追及していけるように、学ぶ楽しさやものの見方、考えるヒントをたくさん提示していきたいと思っています。
自分で考える、疑問を持つ、といった積極的な姿勢を持って、大学生活を充実したものにしてください。

保有学位および主な教育研究実績(抜粋)

保有学位 修士(教育学) 東京大学
教育研究に関すること 研究分野 教育方法、教育史、学校教育、メディア活用、表象文化論
著書、学術論文等 年月日 発行所、発表雑誌、発表学会等 概要
大正新教育期の成城小学校における映画利用の歴史的意義(単著) 平成30年 『教育方法学研究』第43号(日本教育方法学会)71-81頁。 大正新教育期の成城小学校での映画の教材利用を検討し、児童中心の学習を実現させるという新教育の教育観や教師像の実現を映画利用によって実現しようとした過程と挫折の経緯を明らかにした。そのうえで、戦後学校教育においては児童中心の学習の実現が重要だという教育観や児童の主体的な学習を促すことが教師の役割だという主張が時代の転換期にたびたびなされてきたにも関わらず、映画等の視聴覚メディアは専ら知識理解を定着させる道具として位置づいてきたことを指摘し、成城小学校の挫折を起点として視聴覚教材の存在様態に対するイメージが作られ継承されて現在に至っているという構造を示し、そこからの脱却の必要性を論じた。
メディア活用の教育方法史における幻燈の位置 -スライド集「日本周遊」の1920年代の学校教育での利用価値と歴史的意味-(単著) 平成27年 『教育方法学研究』第40号(日本教育方法学会)51-62頁。 戦前日本の学校教育における幻燈の位置づけを,新発見の19枚組のスライド集の内容に基づいて検討した。スライドの多くは教科書の内容に準拠しており,1920年代には教材として利用可能なスライドが製作,編集されていたと考えられる。またスライドは業者があらかじめ組んで市販していたものではなく,教師が独自に製作した可能性があった。このような独自教材は後に一般的ではなくなることから,教材用の教育映画が本格的に登場する1930年代にメディア教材の製作と利用の構造が転換したことを示した。
最初期のラジオ学校放送に関する歴史認識の構築と定着(単著) 平成26年 『成城大学共通教育論集』6号(成城大学)21-34頁 ラジオで放送されてきた学校教育向けの放送番組(学校放送)に関する歴史認識のあり方を考察した。『放送教育大事典』(1971年)における記述を分析して最初期のラジオ学校放送に関する歴史認識が当時の制作者の回顧に依拠して構築されてきたことを示した。
教材映画『石炭』にみる教師の教育映画観‐1920年代後半から30年代前半における学校教育と映画の関係の一側面‐(単著) 平成24年 『教育メディア研究』第18巻第1・2合併号(日本教育メディア学会)25-36頁。 1933年に作られた理科の教材映画『石炭』の映像を分析して教師や教育関係者の思想との関連を考察した。映画は全体として教科書だけで授業を展開させるのが難しい部分をアニメーションで補完するように作られていた一方,教科書にはない場面も存在した。教師はそこに映画の教科横断的な利用可能性を見いだしていたことから,同作品が当時の教師の教育映画観に影響を与えた可能性を指摘した。
創成期のラジオ学校放送と小学校・青年学校の関連―放送の普及促進に向けた制作者の方略の差異から―(単著) 平成23年

『教育メディア研究』第17巻第2号(日本教育メディア学会)1-10頁。

1930年代後半の学校向けのラジオ番組について,小学校及び青年学校向けの番組に関する言説を比較分析し,制作者は特に青年学校向け番組において授業内で利用することを提言してきたという知見を示した。
テレビ番組とICTを活用した授業における学習者の自己評価と標準学力調査との関連に関する一検討(共著) 平成21年

『日本教育工学会論文誌』第33巻Suppl.(日本教育工学会)109-112頁。

テレビ番組とICTを活用した授業の学習効果を調べるため,実践授業前後で標準学力テストと学習者の自己評価(質問紙)を実施した。その結果,自己評価の「満足感」の因子は学力テスト得点の変化と,「まとめの力」の因子は学習態度の得点とそれぞれ関連することがわかった。
学会および
社会での活動
日本教育学会(広報委員会委員)、日本教育方法学会、日本教育メディア学会(研究会委員)、日本比較文化学会(理事)、厚木市社会教育委員、神奈川県立平塚湘風高等学校評議員

上記以外の教育研究業績等はこちら(研究開発者ディレクトリReaDへリンク)

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