学生・卒業生インタビュー

生活プロデュース学科
インテリアデザインコース 2年
(安達さん)神奈川県立 大磯高等学校出身
(田中さん)神奈川県立 菅
安達 恭子さん
田中 ほのみ さん

卒業制作の模型作りに向けて頑張っています

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写真左:安達さん、写真右:田中さん
 
Q:湘北を選んだ理由は?
安達:最初は保育学科を希望していたのですが、やはり性格的に向いていないかもしれないと思うようになり、保育士ではないけれど、子どもと関わることができる「子どもサービスコース」がある湘北のオープンキャンパスに参加しました。そこで他のコースを見て、もともとインテリアにも興味があったので、インテリアデザインコースが楽しそうだなと、気持ちが変わりました。
田中:短大か専門学校でデザイン関係の勉強がしたいと思っていたので、湘北のインテリデザインコースに興味を持つようになりました。オープンキャンパスにも参加して、2年生の夏には湘北に決めていましたね。専門学校のように限られた学びだけでなく、ビジネスマナー等、色々なことが学べることと、就職に強いところが決め手になりました。
 
Q:インテリアデザインコースはどんなことを学びますか?
田中:1年次は、平面図や立面図、展開図等の製図について、線の引き方や四角形を描く練習、図に文字を書く練習等、基本的なことを学びます。
安達:自分で書いた図面をもとに、実際に家の模型を作ったり、立方体の個室のインテリア模型を作ります。
田中:他には、「○○歳、女性、職業:○○」と、どんな人が住んでいるかイメージして、それに合った部屋のインテリアを考えてレポートにまとめる授業があります。私は、仕事をしている女性が住んでいる部屋をイメージして、部屋の真ん中に本棚を置き、奥はくつろげるスペース、手前は仕事をするスペースにして、オンとオフを切り替えられる部屋を考えました。
安達:私は、男女兼用で使える部屋を考えました。ワンルームに夫婦二人が暮らすことを想定して、部屋の色味は明るすぎず暗すぎず、青みがかったグレーを使い、家具の色は白で統一する等、中性的な部屋になるよう工夫しました。
田中:インテリアデザインコースでは、色の勉強もします。色の名前や、色の組み合わせ、色が見える仕組み等、興味深いことを学ぶことができました。
 
写真左:安達さんの作品。テーマ:フラワーショップに勤める女性の部屋
写真右:田中さんの作品。テーマ:イラストレーターの部屋
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Q:2年生ではどんな授業がありますか?
田中:1年次よりも座学の授業が増えました。1年次は色やデザイン重視で、「この方がいいかな?」と感覚的に考えることが多かったけれど、2年次の授業では、壁や窓の強度を高めるための知識等、住居の設計に必要な知識を高めます。
安達:地震等の災害に備えて、目で見てわからない部分に対しての工夫とか。
田中:太陽の当たり方によって、窓はどの辺りににあると良いのか、とかね。それと、インテリアデザインコースは、レポート課題の提出が少ないイメージです。レポート自体は書くのですが、みんなの前でプレゼンテーションをするために、イメージをレポートにまとめる、という感じです。プレゼンテ―ションの機会は多くて、最初はとても緊張しました。
 
安達さんが作成したレポート
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Q:1番好きな授業は何ですか?
田中:「インテリアデザインプロデュース」です。古い家具や建材を使って、家具やインテリアアクセサリーを制作したり、ショールームの模様替えを通して、空間演出の知識を身に付けます。自分たちが必要だと思うものを考え、自由に作ることができる授業なので面白かったです。私は、ショールームの壁紙を全面に貼りつけたりしました。大変でしたが、楽しかったです。
安達:私は、「現代日本文化論」という授業です。日本の文化について、アニメや食文化、歌舞伎等、さまざまな視点から日本の伝統文化について学びます。インテリアと関係ないようにも見えるのですが、さまざまな視点から考えることで、インテリアデザインをする上で、どのように表現していくか、デザインに繋がる新たな発見というか、ひらめきがありました。
田中:確かに・・・そういう見方もあるんだね。
 
Q:ゼミではどんなことをしていますか?
田中:卒業制作に向けて、設計図、立面図を描き、店舗併設型住宅の模型を作ります。私が考えているのは、お店側に窓をたくさんつけて、自然光だけでお店ができるくらい、たくさん光が入る住宅を考えています。夜は・・・お店は閉めます(笑)。
安達:私は和菓子屋が併設された住宅の模型を設計しています。和菓子屋は古民家のイメージが強いと思うのですが、もっとモダンなイメージで、入り口を全面ガラス張りの吹き抜けにしたいと思っています。すぐ和菓子屋と分かるような店ではなく、思わず入ってみたくなるような、インパクトがあるお店作りを目指しています。
 
田中さんが制作中の店舗併設型住宅模型
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Q:どのような資格を取得しましたか?
田中:色彩検定3級、インテリアデザイン技能検定、ギフトラッピングコーディネーターの資格を取得しました。
安達:色彩検定3級、インテリアデザイン技能検定、福祉住環境コーディネーター3級、TALK食空間コーディネーター3級の資格を取得しました。
田中:授業の中で、先生が「ここ出るよ!」とか「覚えて!」とか教えてくださるので、授業を受けているだけでも資格の対策になります。
安達:インテリアデザイン技能検定は、時間内で製図をいかに早くできるか、という実技試験がメインとなります。色も塗らないといけないので大変でした。資格試験の前は、大学に残って、みんなで対策したよね。
田中:ちょうど1年次の12月頃に試験があったね。製図板が家にはないので、大学でやるしかなくて・・・。
安達:試験で出題される細かいテーマや指示については当日にならないと分からないので、それも大変でした。懐かしい!
 
製図板はインテリアデザイン室で使用できます。
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Q:他のコースの授業も履修していますか?
田中:私は絵本が大好きなので、子どもサービスコースの「創作絵本の制作」の授業を履修しました。絵本はこのように作られるのだと勉強になりましたね。グループごとに物語を考えて、絵を描いて。今年はコロナの影響で授業が減ってしまったので、紙芝居になってしまったのですが、楽しかったです。私のグループでは、くらげが冒険する話を作りました(笑)。キャラが気に入って、ずっと読んでいました。
安達:私はファッションコースの「リビングケア」という授業を履修しました。衣類の取り扱いについて学ぶ授業で、今まで自分で洗濯をしたことがあまりなかったのですが、洗濯表示等、衣類の保管について学ぶことができるのは生活プロデュース学科ならではだと思います。これからもずっと使える知識なので、学ぶことができて良かったです。
 
Q:生活プロデュース学科は女性のみの学科ですが、どのような雰囲気ですか?
田中:入学前に思っていった雰囲気とは違いましたね。女子だけだと少し怖いのかな?というイメージがあったけれど、全然そんなことはなくて、全体的にほわっとした感じ(笑)。
安達:子どもサービスコースの子はほわっとした子が多いね、とさっきも話していたんです。インテリアデザインコースの子は自分を持っている人が多いですね。落ち着いているというか、黙々と作業している人が多いイメージです(笑)。
 
インテリアデザイン室&ショールームにて
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Q:サークルや委員会等は入っていますか?
田中:私は湘北祭(※学園祭)の制作部門を担当しています。例年は、正門に飾るアーチの制作や全体の装飾を行うのですが、今年はコロナの影響で、湘北祭がオンライン開催になる等、イレギュラーなことが多くて大変でした。先輩たちが残したマニュアルがあったのですが、それも使えず、みんなで試行錯誤しながらできることを考えてました。結局、缶バッジを制作し、湘北祭実行委員会のみんなに配ったのですが、発注がギリギリになってしまい・・・なんとか間に合って良かったです。
 
Q:食堂のおススメメニューは?
田中:オムライスがお気に入りです。上にかかっている卵が固くなくて、すごくとろとろで・・・最初はオムライスなの?と思ったけど、食べたらおいしくて。
安達:とり天丼が美味しいです!
田中:コロナウイルスが流行る前は、ブッフェコーナーもよく使っていました。おかずやサラダ、スイーツが量り売りで購入できるのですが、私はクッキーやフルーツだけ買っていました(笑)。売店にはサーティーワンのアイスクリームも売っているので、それをみんなで買って食べたり。4つ買うと1つ無料のときがあったんですよ♪
 
Q:湘北の就職サポートについて。キャリアサポート課は利用しましたか?
田中:キャリアサポート課の方には、履歴書添削等、大変お世話になりました。私は書くのが遅いので、期限までに提出できないことも多かったけれど、気にせず見て下さったり。
安達:私は1年生の2月くらいから通い始めて、心配性なので毎日のように通っていましたが、何回行っても、嫌な顔一つせず対応して頂きました。キャリアサポート課から紹介して頂いた企業に内定したのですが、就職先を選ぶ上で、自分の世界が広がったというか、新しい分野を見ることができました。
田中:コロナの影響でオンライン面接ばかりだったのですが、最初はやり方がわからないし、不安でした。でも、キャリアサポート課の方が、事前にオンラインで練習やアドバイスもして下さり、お陰様で面接にもうまくいきました。
 
Q:湘北に入って良かった!と思うことは何かありますか?
安達:先生と学生の距離が近いことです。悩み事や授業で困ったこと、就職活動のこととか、気軽に先生に話ができる環境はありがたいです。 
田中:試験対策で残っている時にも、先生がお菓子くれたり。自分のコースの担当ではない先生も優しいから嬉しい!
安達:インテリア担当の先生は、「健康ならいいよ~」と健康を気遣ってくれます(笑)。それに、デザインについての相談も、絶対に否定せず、「こうしたらいいよ」とたくさんアドバイスを下さいます。勉強になるし、ありがたいです。
 
Q:高校生のみなさん、湘北の後輩にメッセージをお願いします。
田中:アルバイトはしておくと、人との関わり方の勉強になるし、おススメです!私は高校の時からずっとファミリーレストランのウェイトレスの仕事をしています。
安達:高校生はまだまだ遊びたい気持ちも大きいと思うのですが、自分が何をしたいか、どう生きていきたいか考えると、道が開けると思います。それに、色々な世界を見た方がいいので、少しでも興味があったらやってみること、色々な経験をすることが大切です!
田中:たしかに・・・動くのは大切!
 

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